日本HR協会が発行する「創意とくふう(2021年12月号)」に、当インディーズ釣具メーカー/ガレージブランド「スワンプランブラー」の商品、ライギョ用軽量チューニングスプール「スネイクゲームスプール」の開発談を紹介しました。
「紹介した」ってのは、実はこのコーナー、私が連載しているコラムコーナーで、自分で自分の商品を書いたってわけ。
「創意とくふう」は、毎月数万部発行される、会社の改善提案なんかをテーマに扱っている社員教育用の雑誌です。
ちなみに、この「カイゼン」って言葉は、日本が誇る世界共通語なんです。知ってた?
2021年1月より「発明教室」と題し、テーマごとに違う、町の発明家による発明アイデア商品を例に紹介しながら、発明の楽しさを紹介するコラム連載を担当しました。
そして今回の12月号が、私の連載コーナーの最終回。
「発明教室12:発明は身を助く」と題し、自分のスプールの商品化を例に紹介しながら、「個人と企業、どちらの場合でも、得意な身近なテーマで発明をすると身を助ける」って話を書きました。
たとえば、うちの商品「スネイクゲームスプール」だけど、元々はABU使いの私自身が欲しかったけど無いため、自分で使うために設計し、マシニングセンタで超々ジュラルミンを切削してくれる業者を探し、自分用に作ったもの。そのあまりを、販売したのがきっかけでした。
今、色々な副業が紹介されています。だけど、自分の釣りと言う趣味が、さらに楽しく充実するのが、この「自分が欲しい物を作って売る」副業の良いところ。
試作で失敗したり、開発のためにお金も掛かるので、利益を得るためにやる副業としては効率が悪い所もあるけど、ずっと釣りの事で頭がいっぱいの、開発過程も充実感があって楽しいし、完成したら、フロッグが気持ちよく飛んでって超気持ちいいし、優越感がたまらない。
何より自分と同じライギョ仲間達に、喜んで貰えるなんて最高です。
藤岡や、おおの、キャスティング南柏店なんかの、全国6店舗ある、ライギョマンにとっての聖地である、これらの釣り具屋さんに、自分のスプールが並んだ時には、ホント感動でした。
何より、釣り具屋さんに行くと、いつも散財する場だったけど、今は納品するとお金が貰える場所になったのも感動でした。
またマシニングセンタを持っているような企業なら、自社製品を持てるのが、発明に取り組む一番のメリット!
元請からの受注に依存しなくても良い経営は、精神的にも気持ち良いハズ!
こんな釣り具があったらいいのに、というアイデアがある方や、その、自分の商品を売ってみたいって方は、ぜひ読んでみてください!
・2021年12月号「創意とくふう」 ■コラム 発明教室:最終回「発明は身を助く」掲載号 832円