ABUアンバサダー用雷魚用スプール『スネイクゲームスプール』の開発秘話の続き。
現在ブラック一色で商品化中ですが、気分が上がり↑↑、釣れる気3割アップすることで有名な(笑)、カラーアルマイトに挑戦してみることに。
当メーカーが選定したカラーは、「朝まずめパープル」、「ハスの花ピンク」、「快晴スカイブルー」、「ヒシモグリーン」、「サンセットオレンジ」の5色展開。
ドレスアップ系アルマイト処理を売りにしている、とある工場に処理を依頼したら、なんとこの美しい仕上がり!
欲しい!と思われた方はご安心を!
この子たち、失敗作ですから。
なんと、ベアリングが入らない!
ブラックでは問題無いのに、カラーアルマイトはアルマイト被膜が厚いみたい!
結局、処理メーカーから届いて2分で、ゴミに転落したのでした。
ブラックは、寸法が変わらないことを売りにしている、精度優先のアルマイト処理業者Bに頼んでいるのですが、今回のカラーアルマイト挑戦に際しては、5個だけ、切削後に無処理で納品してもらい、カラーアルマイトによるドレスアップを売りにしている別の処理業者Aに頼んだのが裏目に出た結果となりました。
処理日の気温や湿度、処理時間の長さや、溶液の温度や染料の新鮮さによって、すべてが変わるそう。アブのカップの色合いが一定でないのもそれが原因だそう。
こんなことも、やってみなければ分からないこと。高い勉強代になりました。
このアルマイト処理業者Aに頼む場合は、切削寸法を変えなければいけません。
当然そんな手間はかけられないので却下!
精度がシビアな商品の場合は、注意が必要であることを、身をもって知ったのでした。
じゃあ、ブラックと同じ業者Bで、カラーアルマイト頼めばいいじゃないっていう意見もあると思いますが、そっちにも問題がありまして、また別の機会にご紹介しましょう。
硬派な人が多いライギョの世界では、ブラックだけでも問題無いと思うので、とりあえず、当分の間は、ブラックだけで行きます。